表題番号:2017B-263
日付:2018/03/30
研究課題ユビキタス環境におけるジェスチャ入力の高度化とその応用
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 教授 | 田中 二郎 |
- 研究成果概要
- ジェスチャとは、一般には「身振り」や「手振り」を指す。本研究では情報機器への入力に用いる空間的な手振りによるハンドジェスチャを対象として研究を行った。
ジェスチャ入力の高度化については、タッチパネル等での入力に用いられている2次元のマルチタッチジェスチャを3次元のジェスチャに拡張することを試みた。具体的には主要と思われるマルチタッチジェスチャ5種類 (Zoom, Rotate, Scroll, Swipe, Drag) を実装した。
また、ジェスチャ入力の応用として、ジェスチャによる個人認証の研究に取り組んだ。ユーザはあらかじめ深度カメラ(Leap Motion)の前で特定のジェスチャを登録しておき、認証の際には同じジェスチャを深度カメラの前で行い個人認証を行う。
作成した認証システムの評価を行い、False Acceptance Rate (FAR)とFalse Rejection Rate(FRR)を計測した。FAR としては1.65%, FRR としては 4.82%であった。