表題番号:2017B-261 日付:2018/02/19
研究課題実環境下における高臨場インタラクティブ応用のための超低遅延映像処理システムの実現
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 池永 剛
研究成果概要
次世代の超臨場感インタラクティブ応用のコアとなる、超高速、超低遅延映像処理システムの実現を目的として研究を行った。幅広い映像処理の基盤となる局所特徴量処理としてORBを取り上げ、Harrisを用いた特徴点検出やレジスターを用いた並列テンプレートマッチング方式、さらにはブロックを2つの領域に分けそれぞれの画素値の総和の差により対称性を求め、回転方向を算出するハード向きアルゴリズムなどを考案した。ハードウェアを実現し、FPGAに実装することにより、VGA動画を、1306fpsのフレームレート、0.8msの遅延で処理できることを実証した。本研究に関連する成果として、2件のIEICEの英文誌、4件の国際会議に採択された。