表題番号:2017B-249
日付:2018/04/08
研究課題脳血管血栓回収ステントの有効性向上の設計指針を取得する先進的生体代替試験法の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院先進理工学研究科 | 教授 | 岩崎 清隆 |
(連携研究者) | 早稲田大学理工学術院 | 助手 | 松橋祐輝 |
- 研究成果概要
心臓で血流停滞により形成された血栓により脳血管が閉塞すると、死亡や重度の障害を招く。そこで発症から8時間以内の急性期脳梗塞患者に対して、NiTi合金製の網目状構造を有する血栓回収デバイスで血栓を絡め、血管内で引き抜いてカテーテル内に収納して回収し、血流の再開通を図る治療法がある。本研究では、血栓回収デバイスの安全で有効な使用方法を開発することを目指し、血液を用いて血栓を作製し、その力学的特性を調整する方法、また、血栓の圧縮剛性等を計測する評価系を開発した。さらに、デバイス展開後にどのくらい待つと血栓が押し広げられて拡張径が一定値に漸近するのかを検証し、実臨床に貢献する知見を得ることができた。