表題番号:2017B-246 日付:2018/04/07
研究課題オミックスデータの融合による生体高分子の細胞内時空間構造の再構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 由良 敬
研究成果概要

オミックスデータが豊富に得られているバクテリアであるStreptococcus pneumoniaeをモデルケースとした。ゲノム塩基配列、遺伝子領域、転写因子と転写制御を受ける遺伝子の関係、およびタンパク質の相互作用解析結果が公開されている。これらのデータ全体を、ゲノム情報を軸として接続することができた。データを接続した結果、既知転写因子のみでは転写のネットワークが閉じていないことが明らかになり、つまり未知転写因子が存在することがわかった。また既知転写因子の中で、CcpAが一番多くの遺伝子制御に関わっており、またSpxが一番多くのタンパク質と相互作用することがわかった。