表題番号:2017B-189 日付:2018/04/07
研究課題機械-化学融合計測手法による材料破壊過程のマルチスケール高分解能オペランド解析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 本間 敬之
(連携研究者) ナノ・ライフ創新研究機構 研究院教授 斎藤美紀子
(連携研究者) ナノ・ライフ創新研究機構 研究院客員教授 柳沢雅広
(連携研究者) ナノ・ライフ創新研究機構 研究院助教 國本雅宏
研究成果概要
本研究は材料破壊過程を高精度に解析可能な手法の確立を念頭に、その要素技術の確立を目的に検討を進めた。従来の検討よりプラズモンセンサを用いた高感度・高分解能な表面増強ラマン散乱分光系を開発している。その更なる高度化を図るため、アレイ状構造を有するセンサの形成手法を開発した。また高精度ピエゾ素子による変位制御/計測機構との組み合わせにより、負荷印加時の応力・歪みなどの力学的状態と化学的変化、さらに温度変化の計測も同時に可能な手法を開発した。一方、固液界面系における解析も重要な課題であることから、その解析に適したモデル実験系についても検討を進め、界面近傍のpHなど化学状態をパッシブな状態で高分解能in situ解析可能な手法を開発した。