表題番号:2017B-187 日付:2018/04/09
研究課題二層構造ナノシートをナノ容器とした色素の固定化と色素/ポリマーハイブリッドの作製
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 菅原 義之
研究成果概要
 本研究は、二層構造ナノシート層間に色素を凝集させることなく固定化するとともに外部表面からポリマー鎖を生長させ、さらに二層構造ナノシートをポリマーマトリクス中に分散させて、色素/ポリマーハイブリッドを作製することを目的とした。二層構造ナノシートの合成は、反応性の異なる2種類の層間が交互に存在している構造を有する層状六ニオブ酸三水和物を用いて行い、色素にはトリスビピリジルルテニウム錯体を用いた。ドデシルアンモニウムイオンイオンを層間Iと層間IIの両方にイオン交換反応で導入して中間体とし、トリス(2,2'-ビピリジル)ルテニウム(II)錯体とのイオン交換を試みたが、適切な条件を見出すことはできなかった。