表題番号:2017B-185 日付:2018/04/12
研究課題生合成リデザインによるⅢ型ポリケタイド合成酵素を活用した新規機能性分子の生産
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 桐村 光太郎
研究成果概要

本研究では、III 型ポリケチド合成酵素(以下III PKS)を活用した新規機能性分子の生産に関する研究を実施した。糸状菌由来のIIIPKS遺伝子をクローニングし、大腸菌で当該遺伝子を高発現させることで新規な特徴を明らかにした。当該酵素は種々のアシルCoA を開始基質として利用可能で、従来の糸状菌由来IIIPKS とは異なる機能を有していることを明らかにした。また、試験管内での酵素反応系リデザインにより新規機能性分子の生産について検討した[1]。一方、新規酵素の候補として新規なネオアガロオリゴ糖加水分解酵素[2]やネオアガロビオース生成型の新規アガロース加水分解酵素[3]を精製し、酵素的諸性質を明らかにした。