表題番号:2017B-182 日付:2018/04/04
研究課題地震を巡る言論空間:1980年代後半メキシコのジャーナリズムとメキシコ地震
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 岡田 敦美
研究成果概要
従来行ってきた1985年のメキシコシティ大地震を巡る研究の一環として、85年大地震を軸に、当時のメキシコの言説空間の状況や論壇の動向を考察した。
研究期間中に起こった予期しなかったこととして、85年の地震からちょうど82年目の同日(2017年9月19日)に、再びメキシコシティを大地震が襲ったことがある。この新しい地震も世界中で大きく報道されるほど多くの犠牲者を出したが、メキシコシティにおいては85年の地震以来、初めての大地震であり、前回の大地震と日付が偶然に一致したこともあって、前回の地震と引き比べながら85年の大地震の様々な側面が、再び広く報道・言及された。