表題番号:2017B-175 日付:2018/04/03
研究課題SOFCの性能向上を目指した3Dプリンタによる三相界面の微細構造作製
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 中垣 隆雄
(連携研究者) 理工学術院 教授 吉田誠
(連携研究者) 理工学術院 准教授 梅津信二郎
研究成果概要
コージェネレーションシステムの原動機として利用されているSOFCのさらなる普及には出力密度向上による原材料費の削減が必要である.本研究では3Dプリンタを用いて有効なTPBが100%となる微細構造の作製を検討し,単位体積当たりの反応場の増大による出力密度の向上を目標としている.共焼結時における応力分布に起因するクラックを回避するため焼結工程を追加、さらに粒子間の結合剤となるスラリーのバインダーを高い粘着性を示すPVBに変更した.その結果,スラリーの吐出回数増によって高く積層可能で,共焼結後のレーザー顕微鏡による観察からクラックのない柱状焼結体を電解質層上に確認した.