表題番号:2017B-173 日付:2018/04/09
研究課題超音波画像処理とロボット制御に基づく胎児の3次元計測の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 大谷 淳
研究成果概要
近年の医者不足のため、胎児検診の自動化が望まれている。本研究では、超音波画像処理技術とロボット制御技術を組み合わせることにより胎児検診の自動化を目指す。ロボットアームの先端に取り付けられた超音波プローブを、妊婦の腹部表面を走査することにより獲得される超音波画像群から、胎児の頭部等を抽出し、頭囲等を計測するアルゴリズムを明らかにするための検討を行う。本研究では、深層学習を用いて、妊婦の子宮を抽出し、胎児と羊水の範囲を判断する方法を提案し、有効な実験結果を得た。また、超音波画像中の胎児の頭部を楕円で近似して検出する新たな方法を提案し、有効性を実験により検証した。