表題番号:2017B-169 日付:2018/02/21
研究課題地層処分を想定した温度履歴を受けたベントナイト系緩衝材の水分移動特性の実験的評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 小峯 秀雄
(連携研究者) 創造理工学研究科建設工学専攻 修士1年 伊藤大知
(連携研究者) 創造理工学部社会環境工学科 学部4年 白河部匠
研究成果概要
高レベル放射性廃棄物の地層処分における緩衝材の膨潤特性に及ぼす崩壊熱の影響を調査することを目的に,基本的性質の異なる4種類のベントナイトに対し,加熱温度60~130℃,加熱期間28日,120日および365日間の条件で温度履歴を与え,膨潤圧実験と鉛直圧1000kPaおよび500kPa下での膨潤変形実験を行い,温度履歴の影響を実験的に調査した.また,供試体周辺の水溶液の水質分析,メチレンブルー吸着量試験およびX線回折分析を行い,膨潤圧・膨潤変形特性への温度履歴の影響メカニズムについて考察し,ベントナイト中のモンモリロナイトの膨潤挙動への温度履歴の影響に関するメカニズムを模式的に表示した.