表題番号:2017B-164 日付:2018/04/10
研究課題状態基準メンテナンス・更新統合計画法
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 高田 祥三
研究成果概要

本研究では,複数アイテムから構成される設備について,アイテム間の相互作用を考慮しながら,構成要素の交換を行うべきか,あるいは設備自体の更新を行うべきかなどの意思決定を最適化する手法を提案した.意思決定は,運転データから判断される設備構成要素の処置タイミング,監視データから故障の予兆を検知したタイミング,設備構成要素が故障したタイミングで行うものとし,各時点での最適な処置内容と範囲は,運転履歴や監視データから推定する構成要素の余寿命と今後の運転状態などを考慮して決定する.提案手法を商業用ビルに設置されたマルチエアコンに適用し,運転方法等の違いに応じた適切な意思決定が可能なことを確認した.