表題番号:2017B-159
日付:2018/04/10
研究課題アジア新興国における高密度居住区のコミュニティー維持メカニズムと空間利用実態
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 准教授 | 小林 恵吾 |
- 研究成果概要
本研究期間内では、インド・ムンバイのダラヴィにおいて、地域におけるコミュニティ維持や空間利用実態のメカニズムを現地調査、ヒアリングおよび分析によって解明することを遂行した。過去の研究からすでに明らかになっている、住人の行動パターンから分析した空間利用実態に加え、本調査ではより具体的にどのような住居建築タイポロジーの集積によって街区空間が形成されているかや、その躯体に付随する2次的建築要素がいかにして、住人の生活や共生のための場を支えているのかについて、明らかにしている。また、こうした建築躯体や個別要素の供給システムや住人による発注方法も、この地特有の空間形成に影響を与えていることが確認出来た。