表題番号:2017B-154
日付:2018/04/04
研究課題堆積物,海洋観測,リモートセンシングを融合した一次生産者復元方法の確立
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 助教 | 廣瀬 孝太郎 |
- 研究成果概要
瀬戸内海で採取した表層堆積物に含まれる珪藻群集組成を予察的に明らかにした.また,珪藻についての記載情報の豊富なバルト海と日本の沿岸域における申請者の自身の標本との比較を行い,古環境復元に必要な形態・生態情報を整理した. 現在分析が進行中のバイオマーカー,渦鞭毛藻,アクリターク(有機質微化石)など,一次生産者に関わる珪藻以外のパレオプロキシーと,リモートセンシング・モニタリングデータを組み合わせて過去に遡れば,従来での研究方法では知ることができなかった「量」と「組成」の両面から一次生産者の動態を復元することが可能となるであろう.