表題番号:2017B-145 日付:2018/02/25
研究課題光伝搬遅延とデータ通信需要の関係の探求
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 川西 哲也
研究成果概要
 本研究の目的は、光速が有限であり、当面、人類が地球上で生活するということを前提とした場合の、シーズとしての伝送技術における低遅延化の限界を理論、実験の両面から求め、一定の遅延が不可避であるという条件下でのニーズとしての情報通信需要の上限を探ることである。情報伝達は光速を越えることは不可能であるので、太平洋横断光ファイバーケーブルなどの長距離伝送を介したネットワーク上ではオンラインゲームなどの即時性を要求するアプリケーションでは大きな影響を生じる。この理論上の絶対限界に近づくための光ファイバシステムの構成と、理論限界を超えるためのアプリケーション上の工夫について基礎検討を行っている。