表題番号:2017B-142 日付:2018/04/11
研究課題ポリマー多次元光スイッチングインターコネクション集積デバイスの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 宇高 勝之
(連携研究者) 研究戦略センター 教授 松島 裕一
(連携研究者) ナノ・ライフ創新研究機構 招聘研究員 石川 浩
研究成果概要

 ポリマー光スイッチの低消費電力動作を実現すべく、電極材料及び熱の閉じ込めためのトレンチの導入の検討を行った。電極についてはヒータ温度上昇率の点で検討を行い、ポリマーとの密着性も考慮した電極材料を採用し、3次元4x4光スイッチにおいて約5mWの動作を実現した。他方、トレンチの効果について2次元2x2光スイッチで検討を行い、約5mWの低消費電力動作を確認した。またポリマー導波路の3次元光接続用水平方向垂直光方向光軸変換用として、斜め反射面の形成を試みた。ポリマー露光時に紫外光の斜め入射により実現し、その有効性を実証した。ポリマー介在層を用いたシリコン基板上チップ接合技術を概ね確立した。