表題番号:2017B-136 日付:2018/03/02
研究課題マルチエージェントシステムにおける調和的な共同体の自律生成とアルゴリズムの提案
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 菅原 俊治
研究成果概要
 IoTやCPSなど、実データと多数の計算機を組み合わせたチームで実現するサービスは、今後は増加すると思われる。しかし、最適なチーム編成はコストが高く、この課題の解決は急務である。本提案では人間の組織行動に鑑み、多数エージェントが能力を発揮するため、機能・能力を相互に補完しながらもバランスのとれた処理効率を持つエージェント同士の共同体を自律的に形成し、タスクの割当てと実行を共同体内で効果的かつ安定的に実行する自己組織化に基づく制御アルゴリズムを目的とする。本研究助成期間では、特に、システム全体の指標に加えて、自己の特性からシステムに貢献できるタスクの割当希望順位戦略を学習する手法を提案した。