表題番号:2017B-123
日付:2018/03/30
研究課題Hamilton構造をもった数値安定なEinstein方程式の構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 米田 元 |
- 研究成果概要
- Einstein方程式の数値シミュレーションを行う時の,適切な方程式および離散方程式の構築を目的として研究した.束縛条件の破れを抑えるために,時間発展方程式に束縛条件を付加する方法について,従来より汎用的な方法を提案した.これにより,背景時空が非平坦な場合や,近い背景時空が無い場合についても,束縛条件を付加したときの効果が事前に予測できるようになった.これらの成果を挙げて,発表を行った.また束縛条件を離散方程式においても保存する,いわゆる構造保存形にスキームについても研究し,Maxwell方程式を土台として構築し成果を挙げて発表した.