表題番号:2017B-111 日付:2018/03/13
研究課題情報通信サービスにおけるユーザの期待や文脈を考慮する生体情報利用QoE評価手法
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 亀山 渉
(連携研究者) 理工学術院 国際情報通信研究センター 客員主任研究員 菅沼 睦
研究成果概要
様々な通信品質のコンテンツを視聴する際の評価者の生体情報等を取得し、より柔軟で個別化可能なQoE評価手法の検討を行った。具体的には、再生中に一時停止する遅延を含んだ動画像視聴時の生体信号等から主観評価値をランダムフォレストで予測したところ、興味度を説明変数に含んだ場合に高い予測精度が得られ、ユーザの期待や文脈がQoEに影響することが示唆された。また、近年視聴スタイルとして増加傾向にあるスマートフォンを見ながら動画像視聴する、いわゆる「ながら視聴時」の生体情報分析を行ったところ、高品質動画のながら視聴時に有意な瞳孔径散大を確認した。同様に、ユーザの動画像品質に対する評価がQoEに影響していることが示唆された。