表題番号:2017B-098 日付:2018/04/09
研究課題有効な純粋持株会社への移行プロセスの理論的・実証的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 大月 博司
研究成果概要

本研究は、持株会社への有効な移行プロセスを自立性と規律性の2 次元モデルによって解明しようとするものである。研究の着眼は、子会社組織の自立性の程度と親会社による規律性の程度の組み合わせが多様にある点である。しかも、歴史や事業内容の違う各組織の持株会社化のプロセスが同じであるはずはないが共通項もあるはずだと想定した点であり、導出された仮説は以下の通りでありである。

仮説1:子会社の自立性を高めれば高めるほど、分社型持株会社に移行する

仮説2:親会社による規律性を高めればたかめるほど、編成型持株会社に移行する

仮説3:自立性と規律性が高められるほど、純粋持株会社化が有効となる