表題番号:2017B-094 日付:2018/04/01
研究課題アンセルムスからクザーヌスへ―平和と共生のための理性概念の再検討―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 矢内 義顯
(連携研究者) 商学学術院 教授 八巻和彦
(連携研究者) グローバルエデュケーションセンター 助教 外村江里奈
研究成果概要

「アンセルムスからクザーヌスへ―平和と共生のための理性概念の再検討―」というテーマに基づいて,三人の研究者が,今年度は以下の研究を進めた。矢内は,アンセルムスの著作,とりわけラテン教会とギリシア教会との間の神学的な論争に関わる『聖霊の発出について』に取り組み,翻訳と註解を行なった。この聖化は,20189月に行なわれる宗教学会で発表されると共に,翻訳そのものは,2020年刊行予定の『アンセルムス著作集』に収録されることになっている。八巻は,これまでのクザーヌス研究をまとめる作業に取り組み,とりわけドイツ語で公表された諸論文を書籍として出版した。外村は,クザーヌスの思想を現象学および生命倫理学との関連で再読することに努めた。