表題番号:2017B-088
日付:2018/02/22
研究課題先祖型ミオシンXI発現による植物細胞内輸送の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 准教授 | 富永 基樹 |
- 研究成果概要
- 本研究は,陸上植物の進化に伴い多様化したミオシンXIの最も原始的な機能を同定することを目的とする。そのため,陸上植物進化の基部に位置するゼニゴケのミオシンXIに蛍光タンパク質を融合し,高等植物シロイヌナズナの培養細胞内で発現させ,ライブイメージング解析を行った。その結果,ゼニゴケミオシンXIは,シロイヌナズナ細胞内において小胞体と一部共局在し,活発な運動を行う事が明らかとなった。すなわち,植物ミオシンXIが持つ最も原始的な機能として、オルガネラ輸送を伴った原形質流動の発生にある可能性が示唆された。本研究成果は,第7回分子モーター討論会,日本植物学会第81回大会で発表した。