表題番号:2017B-087 日付:2018/04/09
研究課題相同クロマチン繊維間に見られる自己集合現象の基盤原理の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 大山 隆
研究成果概要

 我々は、相同DNA間や相同ヌクレオソーム間で自発的な集合現象(自己集合)が起きることを世界に先駆けて見出し、報告した。これらの発見から、細胞内の相同クロマチン繊維間や相同染色体間で起きる集合・対合現象は、相同DNA間ならびに相同ヌクレオソーム間の各自己集合現象を基盤としていると推論できる。そこで我々は、各種のクロマチン繊維を人工的に作製し、水溶液中でのそれらの挙動を解析することで、上記の仮説を実証する計画である。しかし、与えられた研究費で可能な研究は限定されるので、今回は、クロマチン繊維を作製する際に用いるDNA鋳型を各種作製した。さらに、特定の領域をメチル化したDNA鋳型も作製した。