表題番号:2017B-082 日付:2018/04/09
研究課題低温刺激で作動する脂肪髄の造血スイッチの研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 加藤 尚志
(連携研究者) 教育・総合科学学術院 助手 佐藤圭
研究成果概要
ツメガエル(ゼノパス)成体の造血は主に肝臓が担い,骨髄は脂肪髄化している。しかし低温刺激により,骨髄は赤色髄化し造血を開始する。このモデルを基礎にして,造血系に作用する組織環境の諸要素と分子機序を明らかにしたい。本研究では,加齢に伴う骨髄の脂肪髄化と環境低温応答の共役系の探索を進めた。本期間内では特に,低温曝露アフリカツメガエル(Xenopus laevis)モデルで,脂肪髄における血管新生と造血能亢進と,間葉系幹細胞からの脂肪細胞分化・骨形成能との間で連鎖する分子機序を探索した。