表題番号:2017B-040
日付:2018/04/08
研究課題「芸術ジャンル間の越境という視点から見たテレビ文化の研究」
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文化構想学部 | 教授 | 岡室 美奈子 |
(連携研究者) | 文学学術院 | 教授 | 長谷正人 |
(連携研究者) | 演劇博物館 | 助手 | 木原圭翔 |
- 研究成果概要
- 本研究課題は、映画や演劇など近接する芸術諸ジャンルとの境界を越境しつつ芸術性の高いテレビドラマの創作に携わった脚本家や演出家に焦点を当て、彼らがいかにテレビに固有の表現方法を発見してきたかを明らかにすることを目的とするものである。そこで山田太一、今野勉、和田勉らを幅広く研究し、テレビドラマ史の再構築を試みた。1960年代において和田や今野らが不条理劇やアングラ演劇ときわめて近い距離にあったことが明らかになり、ベケットやブレヒトら海外の演劇からの影響も視野に入れるべきという知見を得た。岡室はまた、ヒッチコックがベケットの映画とテレビドラマに影響を与えた可能性をめぐる研究に着手し研究発表を行った。