表題番号:2017B-038 日付:2018/04/09
研究課題SfMによるマヤ考古学3次元データベース構築に関する実証的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 寺崎 秀一郎
研究成果概要

立体物の記録保存の方法としてSfMに加え、地下の埋蔵状況を把握する技術としてGPRが知られているが、遺構の非破壊調査の方法として有効と考えられる。遺跡・遺構の3次元化に向けて欠くことのできない技術と位置付け、本研究では、世界遺産であるホンジュラス、コパン遺跡のグレートプラザを中心にGPR調査をおこなった。その成果の一部は、『3D考古学の再挑戦―遺跡・遺構の非破壊調査研究―』(早稲田大学総合研究機構主催)において発表した。

一方で、SfMについては、合成処理にかかる時間が問題であり、リアルタイムで進行中の発掘調査では記録保存の確実性を期した場合、課題であった。そこで、ホンジュラス、エル・プエンテ遺跡で近赤外線とRGB画像を利用したスキャナ(DPI-8X)での実証実験をおこなった。