表題番号:2017B-028 日付:2018/03/28
研究課題父母の関係性の流動化と親子関係の継続保障 ― 実体法と手続法の架橋をはかる
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 法学部 教授 岩志 和一郎
(連携研究者) 早稲田大学 教授 棚村政行
(連携研究者) 早稲田大学 准教授 橋本有生
研究成果概要
児童虐待等の結果、他者養育を受けざるを得ない子に対する対応に焦点を当て、他者養育の形態として、児童養護施設、里親養育、養子縁組相互の関係について検討した。現在、わが国で特別養子制度の見直し作業が進められていることに鑑み、特別養子と同様の完全養子制度がとられているドイツの他者養育のあり方が参考になると判断し、20182月から3月にかけて、研究協力者をドイツのマールブルク、ゲッティンゲン、ベルリンに派遣し、調査を行った。調査は、ドイツの未成年完全養子制度の理論および実践から知見を得るべく、現地の専門家にインタビューを行い、運用の実態および現状における法的諸課題に関する情報を収集することを目的とした。