表題番号:2017B-008 日付:2018/04/09
研究課題メディア変革時代のジャーナリズム教育~ニュース・リテラシープログムの構築に向けて
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 教授 高橋 恭子
(連携研究者) 政治経済学術院 教授 高橋恭子
研究成果概要

権力を掌握する人物が根拠のない発言をする、自己の主張に合わない意見を退ける、多様な価値観を認めないなど閉塞的な状況が世界中で見られる。現代は真実が犠牲になる「ポスト真実」の時代といわれている。米国ジャーナリズム・マスコミュニケーション学会は昨年、ジャーナリズムの原則が脅かされる現況を危惧し、トランプ大統領に声明文を提出した。その中には、情報の正確性や信頼性を判断するスキルを養うニュース・リテラシーの大学教育への導入も主張に含まれる。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校は2004年から「ニュース・リテラシー」を教養科目として開講し、「ストーニーブルック・モデル」として米国内だけでなく、大規模公開オンライン講座(MOCC)を通じて、グローバルに展開する。本研究は、同校が昨夏、開催した「グローバルニュース・リテラシーサミット」で発表された論文、実践例、議論からニュース・リテラシーのジャーナリズム教育における位置づけ、課題を整理する。