表題番号:2017A-045 日付:2018/04/09
研究課題無線ネットワークを用いた患者見守りシステムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 准教授 立野 繁之
研究成果概要

本研究では、無線通信規格の一つであるZigBeeを用いて、患者や要介護者の位置や活動情報をリモートにモニタリングするシステムの開発を行った。本研究では新たにZigBee上に実装されたDigiMeshプロトコルを使用して位置推定を行った。新たなアルゴリズムとして取得できた全てのアクセスポイントの電波強度から任意の3点を選び、それら全ての組合せの結果からカーネル密度推定を用いる方法を検討し推定誤差を3メートル以内に抑えることが可能となった。被監視者の行動推定には、IMUを利用し3軸の合成値を1秒毎に取得し送信することとした。間欠的な合成値のみの情報で、静止状態・歩行状態・休息状態・高運動状態の推定を行うことが可能となった。