表題番号:2017A-034 日付:2018/02/24
研究課題相対論的量子化学とインフォマティクスによる均一系触媒を用いた反応予測手法の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 中井 浩巳
(連携研究者) 理工学総合研究所 次席研究員 清野 淳司
研究成果概要

本研究では、(A)機械学習や群知能などの人工知能技術を用いて相対論的量子化学計算法の高精度化を目指した。また、(B)相対論的量子化学計算の結果を用いた反応予測システムの開発を目指した。テーマ(A)では、密度汎関数理論の肝となる汎関数を群知能および機械学習により決定することに成功した。また、相対論的密度汎関数理論では、4成分法から2成分法に描像を変化させる場合、電子密度の見積りに注意が必要であり、そのための処方を示すことができた。テーマ(B)では、機械学習により量子化学的記述子を用いた反応予測システムの開発に成功した。