表題番号:2017A-015 日付:2018/02/19
研究課題非増幅・迅速・簡便核酸測定法の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 伊藤 悦朗
(連携研究者) 大学院先進理工学研究科 大学院生 山角薪之介
(連携研究者) 大学院先進理工学研究科 大学院生 長 寛貴
研究成果概要

我々は超高感度なタンパク測定ELISA法を開発した実績があり、今回は、さらにこの測定系を拡張するために、今までにない核酸検出に取り組んだ。それは「核酸の増幅を必要としない」超高感度核酸測定の実現である。本研究では、結核菌群に特異的に存在するタンパク質MPB64の1本鎖を用い、かつコントロールとして非結核菌群を用いた。結果として、MPB64の1本鎖に対して、3.7 × 10^5 copies/assay(すなわち4.2 × 10^3 copies/μL)の測定に成功し、また非結核菌群は測定に掛らなかった。すなわち予定通りに、 非増幅・迅速・簡便核酸測定法の開発に成功した。