表題番号:2017A-004 日付:2018/02/20
研究課題執行法改正の現在的検討~民事執行による権利実現のスタンブリング・ブロック
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 勅使川原 和彦
研究成果概要
私も幹事として参加する,法制審議会の民事執行法部会における,民事執行法の改正の審議において,①「財産開示制度の実効性の向上」については,既存の財産開示制度における債務名義の拡大,第三者に対する財産照会制度の創設に賛成した。②「不動産競売の暴力団員による買受けの防止」については,競売手続の開札期日において最高価買受申出人が決定された後,売却の許可・不許可の判断までの間に,執行裁判所が,最高価買受申出人を対象として,暴力団員に該当するか否かを判断すること等、③「子の引渡しの強制執行に関する規律の明確化」については,子の引渡しの強制執行は執行裁判所を執行機関とし代替執行とすること等を支持表明した。