表題番号:2016S-163 日付:2017/04/06
研究課題早稲田大学ライティング・センターを利用する書き手の属性と悩みの関連性
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 助手 嶼田 大海
研究成果概要
 本研究では、早稲田大学ライティング・センターを利用する書き手の属性と悩みの関連性をテキストマイニング(計量テキスト分析)を用いて調査した。2016年度に実施された日本語セッションを対象として対応分析を行った結果、学部生では「レポート」、「書き方」など基礎的な文章技能に関する語が特徴語として現れたのに対し、大学院生では「先行研究」、「検討」といった研究内容に関わる語や、「専門外」、「理解」という読み手の反応に関する語が現れた。一方で、自らの悩みを書かない(あるいは、書けない)書き手も少なくなかった。今後は、定量的に示されたこれらの傾向を踏まえ、実際の検討文章や支援記録に当たりより詳細な分析を進める。