表題番号:2016S-128 日付:2017/04/04
研究課題質的方法による10から20年後のケースフォローアップ研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 特任教授 井原 成男
(連携研究者) 東京慈恵会医科大学小児科 カウンセラー 山下真菜
研究成果概要
35年間にわたって同一の病院で行った心理療法による治療が300ケース以上存在する.そのケースを主な疾病ごとにまとめるという作業をここ3年ほどにわたって行ってきた.8割のケースはスキャンかを終え,さらに残りのケースについてスキャンを行いたい.
スキャンを終えたものから順次,主な疾患別に,電話やメールによるフォローアップを行ってきた.
だいたいの患者が治療者とよい関係にあるため,現状の報告をしてくださるが,かき立てないためにあまり深くない現状のみに付いて,聞いていく.
単に,ある特定の方法の成果のみでなく,10年20年という長い人生に中で、その方法がその方にどのような意味があったかを聞くことで,より有効で意味のある治療戦略を確立したい.