表題番号:2016S-093 日付:2017/04/03
研究課題心筋細胞集団の興奮伝導の協働現象の理解とその創薬応用の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 安田 賢二
研究成果概要
周期的興奮の協同性を巧みに利用してポンプ機能を実現する心筋細胞を用いて、構成的に構築した心筋細胞ネットワークの動的協同(拍動)現象の機構の解明を進めた。実際の研究を進めるにあたっては、特に本課題開始前の前年度より課題としていた「細胞の精製」を行うためのイメージングセルソーター技術の改良と血中がん細胞検出への応用、「心筋細胞の配置技術の改良とこの神経細胞ネットワークへの展開」、心筋細胞集団の同期化の機構の数理モデルとの融合、マクロファージ細胞を用いた細胞表面の局所刺激情報の履歴の検証、などの一連の過去の研究のまとめと萌芽的研究の開始を行い、講演等8件、論文1件(投稿中2件)の成果を得た。