表題番号:2016K-368 日付:2017/04/06
研究課題効果音を利用した表現力に富んだロボットハンドの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等研究所 助教 橋本 健二
研究成果概要
研究者らは人間の健康増進を目的とし,2足ヒューマノイドロボットKOBIAN-RIVによる人間の笑い誘発を目指し,研究を推進している.これまでに高速に動作する腕部を開発し,誇張表現の笑い誘発への有効性を示した.しかし,KOBIAN-RIVのハンド部には能動自由度が搭載されず,誇張表現能力が不十分であった.また,複数の感覚刺激が互いの印象を強めあう「共鳴現象」を利用し,聴覚刺激の効果音で視覚刺激の動作を誇張できるのではないかと考えた.そこで,本研究ではハンドに搭載可能なサイズのスピーカボックスを設計・製作し,効果音を出すことが可能で,高速に動作するロボットハンドを開発した.