表題番号:2016K-364 日付:2017/04/05
研究課題20世紀のモダニズム作曲家にとっての形式構造:“部分”と“全体”
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 助教 池原 舞
研究成果概要
西洋音楽史における20世紀の動向のなかで、モダニズム作曲家として重要な役割を果たしたウェーベルン、ストラヴィンスキー、リゲティ、ブーレーズについて、作曲書法を比較する共同研究を遂行するための、予備的な研究である。代表研究者として、上記4人の作曲家について一次資料を用いて研究している研究者を集め、11月末に「第1回研究会」を開催した。その議論の内容をベースに、以降の共同研究の手順を整えた。自身の担当部分となる研究としては、8月にパウル・ザッハー財団に赴き、ストラヴィンスキーの《レクイエム・カンティクルス》の自筆譜を閲覧し、全体構造が形成される段階がパルティチェル以降であることを突き止めた。