表題番号:2016K-315 日付:2017/04/03
研究課題第二次大戦後から今日に至るまでの英米小説の動向
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 教授 大平 章
研究成果概要

今回の課題に直結する研究は『21世紀の英語文学』(金星堂:2017年5月刊行予定)の序論となる「21世紀の小説とは何か」であり、そこでは1950年代から1990年代までの英米小説の動向・傾向・特徴が分析され、さらに、主として本書で扱われている、21世紀に発表された英語圏作家の作品がそれぞれ一定の枠組みによって位置づけられている。なお、その副産物として発表された「D.H.ロレンスの中編小説について」(Transcommunication, Spring 2017, vol 4-1)も、小説のジャンルの研究という点で、同種の研究課題に含まれるものである。さらに「死にゆく者の孤独」(2016 Waseda Global Forum No 13)、も21世紀における老齢化の問題が、社会学と文学の両次元から分析され、議論されるという点でした新たな素材を提示している。