表題番号:2016K-294 日付:2017/01/31
研究課題農地流動化に対応した情報伝達ネットワークの形成過程に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 助教 西原 是良
研究成果概要
昨年度の研究からの発展として、農業構造の変動を実態調査として把握する活動に注力することができた。研究費を活用し、広島県の中山間地域等を調査したが、これらの地域では法人化による農地集積について、法人間の異なる戦略の存在を確認することができた。また、愛知用水地域を対象とする農業用水利用の新しい可能性についての研究も進展し、学外の研究者との共同研究として4月に発表できる見通しである。
 同様に、水管理組織を維持するための様々な実態としての活動を把握することもできた。調査先である山形県長井市では土地改良区理事と意見交換会を開催した。これらを通じて、課題とした情報伝達ネットワークの形成過程について分析を行いたいと考えていたが、今回の研究では作業を終了して公開するには至らなかった。今後の課題としたい。