表題番号:2016K-291 日付:2017/04/12
研究課題ロボットを介した遠隔学習における学習者への効果的なフィードバックに関する検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 森田 裕介
(連携研究者) 明治大学 講師 岸磨貴子
(連携研究者) 早稲田大学 助手 長濱澄
研究成果概要
 本研究では,大学生28 名を対象とし,社会的存在感の観点から研究を行った.まず,大学生間で分身ロボットを操作して会話を行ったグループ14 名(統制群)と,特別支援学校の生徒が操作した分身ロボットと会話を行ったグループ14 名(実験群)に分けた.次に,分身ロボットの印象や評価を検討するための実験を行った.その結果,「発話者(生徒)に親しみを感じた」,「分身ロボットの動きの意図は理解できた」,「特別支援教育に興味を持った」という質問の回答には,有意な差があった.以上のことから,特別支援学校の生徒が分身ロボットを操作したほうが,効果的なコミュニケーションとなることが明らかになった.