表題番号:2016K-272
日付:2017/04/10
研究課題気候モデル出力データの簡易なダウンスケーリング法の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 太田 俊二 |
- 研究成果概要
本研究課題では,全球気候モデル(GCM)の出力値を,研究代表者らが開発した植物生産力モデルに入力値ために,適切な時空間スケールにダウンスケールする手法を開発した。ダウンスケールした気候データを植物生産力評価モデルに入力し生産力を推定し,それを観測された気候値を入力値とした場合に推定された生産力と比較した。ダウンスケールした気候データを入力値として推定された生産力は,観測された気候データを入力値とした場合に比べて大きい傾向がみられた。続いて,GCMと観測データとの平均バイアスを補正したところ,補正前と比べ観測値との誤差は小さくなったものの,依然として多くの観測サイトで生産力を過大に推定していた。