表題番号:2016K-256 日付:2017/04/08
研究課題スウェーデンの社会対話に関する基礎的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 教授 篠田 徹
研究成果概要

【研究目的】本研究では社会対話ないし労使関係の国際比較研究の一環として、スウェーデンの社会対話の現状を把握する基礎作業を試みた。

【活動内容】研究会への参加や研究機関、文献施設の訪問調査を通じて国内外の研究者への聞き取りと意見交換を行い、スウェーデンの社会対話の現状把握と日本を含む先進各国との比較に努めた。

【研究成果】就労構造の階層分化と階層間移動の限界を前提した階層間均衡を目指した社会対話は依然として耐性を持続していることを確認される一方、その適用範囲の産業的、職能的限定化も明らかになった。

【今後の課題】同様の調査を社会対話や労使関係において一定の共通性が見られる北欧、中欧、日本で行うことが必要である。