表題番号:2016K-253
日付:2017/03/28
研究課題第2次世界大戦に於ける英国と米国の対日プロパガンダ協力
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 教授 | 有馬 哲夫 |
- 研究成果概要
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2016ー2017年度にわたって、英国国立公文書館と米国国立第2公文書館で第2次大戦において英米両国がどのように対日プロパガンダを行ったか調査し、資料を収集した。その結果、以下のことが分かった。①英国側が対独戦争を始めた1939年から米国側に共同して対日プロパガンダを行うことを働きかけ、米国が対日戦争に入ったのちの1942年にこれが実を結び、1942年に英国側で政治戦委員会、アメリカ側で合同心理戦委員会が設置され合同して対日戦のプロパガンダをプロデュースし、実施した。②従来、米国側が主で、英国側は従と考えられてきたが、BBCを活用するなど意外に英国側も大きな役割を果たしていたことが分かった。