表題番号:2016K-242 日付:2017/03/21
研究課題単一命令計算機を用いたディジタルデータの意味保存手法の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 木村 晋二
研究成果概要

ディジタルデータは01の並びであり、それだけでは意味を持たず、その意味解釈方法を同時に記憶する必要がある。これまで、文字データについては、1文字のデータのビット数とビットパターンに対応するフォントの最小データとそれへの変換方法を添付し、読めるデータに変換する手法を提案してきた。今回、画像圧縮されたデータの意味保存を見えるデータに戻すことと定義し、プログラムの意味記述の研究に取り組み、単一命令計算機の subleq の命令解釈機構の記述と subleq のアセンブラでプログラムの保存を行う手法と、その場合の記述量の最適化について研究を行った。subleq は命令が一種類しかなく、意味記述が簡単で、解釈機構の模擬や再構築が容易である。