表題番号:2016K-235
日付:2017/03/03
研究課題金属半球容器アブレーション現象のMPS法による解析手法の発展
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院先進理工学研究科 | 講師 | 山路 哲史 |
- 研究成果概要
- 原子炉過酷事故時の核燃料の溶融とそれに伴う発熱やガス発生及び周辺構造物との相変化(溶融・凝固)を伴う溶融物の流動(対流、層化)、構造物との相互作用(アブレーション)現象は複雑であり、経験式を多用する従来の手法では正確に予測できない。本研究では、溶融物と金属容器プレナム構造の相互作用を機構論的に解析可能なMPS法を開発するために、MPS法によるアブレーション現象の解析手法の高度化を図った。溶融物によるアブレーションに関する実験データが豊富なコア・コンクリート反応実験(MCCI実験)のデータによるMPS法の検証計算を行い、従来用いられていた調整パラメータを使用せずに実験結果を精度よく予測することに成功した。