表題番号:2016K-218
日付:2017/04/01
研究課題社会の行動様式に対する物理的動力学・統計物理学に基づくアプローチ
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 山崎 義弘 |
- 研究成果概要
- 種々の社会現象を、ルールと不確定性の競合により生じたものと捉え、社会現象から統計的に得られる「分布の普遍性」を解明することを目的として、統計物理学に基づいて研究を行ってきている。本研究課題では、特に、対戦型集団スポーツとしてサッカーに着目し、データスタジアム株式会社から提供を受けた、サッカー選手、および、ボールのトラッキングデータ、ならびに、申請者自身が試合の動画から抽出したパスのデータを用いて、チームや試合の詳細に依らない、サッカーという系自体が持つ普遍的性質を抽出するための枠組みを提示し、実際にその枠組みを用いて統計的性質を解析し、さらに、その意味について数理モデルを用いて考察した。