表題番号:2016K-216 日付:2017/03/31
研究課題重力崩壊型超新星爆発研究のための多次元輻射流体コードの一般相対論化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 山田 章一
研究成果概要

本研究は、人為的な近似のないシミュレーションを行い、超新星爆発のメカニズムを明らかにすることを目的としている。本年度の成果は以下の通りである。①軸対称下での超新星シミュレーションを11.2太陽質量のモデルに対して京スーパーコンピューターで2通りの状態方程式に対して行った。その結果、世界で初めて爆発するモデルをボルツマン輸送に基づき示した。②ニュートリノ輸送計算をモンテカルロ法により行うための、核子との非弾性散乱を扱うモジュールを1zone近似で構築し、従来の計算法の問題点を明らかにした。③BSSN形式に基づきアインシュタイン方程式をimplicit Runge-Kutta積分法を用いて球座標上で解くコードを構築し、テスト計算を行った。