表題番号:2016K-212
日付:2017/04/13
研究課題古文書の文字認識に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 橋本 周司 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 助手 | 三輪貴信 |
- 研究成果概要
- 本研究は,早稲田大学SGU拠点の一つである文学学術院を中心とする「国際日本学」グループの協力を得て早稲田大学の保有する古典籍を例として,古文書の文字認識の方法論の確立を目指すものである.手書き文字認識の多くは,文章画像内の文書を文字単位に切り出せることを前提としている.そのため,古典籍のようなくずし字や続け字で書かれた文書の認識には不向きであった.これに対し本研究では,翻刻の自動化を目標に,文字切り出しを必要とせず書体の変化の影響を受けにくい文字認識手法として, 2次元連続DPマッチングを用いたくずし字・変体仮名検出手法を伝三条西実枝筆「源氏物語」桐壷巻の第1頁を対象に検討した.