表題番号:2016K-188 日付:2017/02/20
研究課題ベントナイト系材料の膨潤特性と透水係数の統一理論の構築と地層処分への適用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 小峯 秀雄
研究成果概要

放射性廃棄物処分プロジェクトにおける人工バリア材であるベントナイト系緩衝材の設計に資することを目的に,研究者が提案してきたベントナイト系材料の膨潤特性理論評価式と透水係数理論評価式に対し,モンモリロナイト結晶層間距離という物理量を介して,連結する理論を構築した.これを用いて,膨潤圧・膨潤変形特性と透水係数の関係をパラメトリックに数値計算・評価を行い,その理論的連結の可能性を示すとともに,今後必要となる実験的研究の方向性に加え,放射性廃棄物処分施設における遮水性能の維持管理に対して,膨潤特性測定の有効性を提示した.