表題番号:2016K-180 日付:2017/03/27
研究課題病院の自然災害に対するレジリエンス評価方法の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 棟近 雅彦
研究成果概要
 本研究では,災害に対するレジリエンス評価モデル開発のための準備研究として,レジリエンスの定義とその評価指標の文献調査から,従来研究の問題点,活用できる点(主に要因系の指標)を整理し,レジリエンス定義の必要要件を明らかにすることを目的とした.本研究により,病院における事業継続マネジメントシステムを構築することによって,本来向上させるべきである発災後の状態や効果(パフォーマンス)まで考慮した評価モデルを検討することが必要であること,災害発生後に必要な医療サービスを提供できたかという中間的なパフォーマンスの評価も必要であることが明確となった.さらに,これらを考慮したレジリエンスを定義することも必要であることがわかった.